投稿日時 2019-10-22 12:36:14 投稿者 阿井 上夫 このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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ノクターンノベルズで"10円はげ"さんが連載している"宇宙ダンジョン 〜飛行機が墜落したら危険な未来世界だったので、ぴっちりスーツの女兵士を雌奴隷にして探検する〜"の応援イラストです。 https://novel18.syosetu.com/n9776eh/ 注:以下のSSは原作既読推奨です。 「翡翠、ハロウィンって知ってる?」 「ハロ、ウィン? …ですか? …申し訳ありません直人様。聞いたことがありません」 「いや、謝ることはないんだけどね」 そう言いつつも予想通りの返事に直人は軽く嘆息した。 幼い頃から従士として訓練を受けてきたという翡翠が、そういったことに疎いだろうことは容易に想像できていた。 それ以前にこの危険な未来世界にハロウィンという文化が残っているのかも疑わしい。 「ハロウィンっていうのは俺の故郷にあった風習でね。まあ発祥は他の国なんだけど―――」 直人はハロウィンについて掻い摘んで翡翠に説明した。専門的な知識があるわけではないのでかなり大雑把な説明だったが、それでも翡翠は興味深そうに相槌を打っていた。 「つまりハロウィンとは仮装を楽しむ娯楽行事なんですね」 「少なくとも俺のいた国ではそうだったな」 毎年のように各地で行われるイベントや、某夢の国のハロウィンパレードを思い出しながら直人は説明を締めくくった。 「私はそういう経験はないのですが、ハロウィンではこういう格好をするものなんですね」 そう言う翡翠の頭頂部には動物の耳を模した所謂獣耳(ケモミミ)と呼ばれるアクセサリが付けられていた。 さらに両手にはデフォルメされた動物の手足のようなグローブも付けている。 どちらも直人がナノマテリアルで生成した代物である。 反面翡翠の肢体はいつもの戦闘スーツに覆われ、華奢でありながらも均整のとれたプロポーションが惜しげもなく晒されている。 現代の日本でこんな格好をしていたら、いくらハロウィンでも確実に痴女扱い間違いなしだろう。 「動物っぽい毛並みを再現するのに結構苦労したよ。肉球の触感もいい感じに仕上がったと思ってるんだけどどうかな?」 「…はぁ…えっと…」 熱弁する直人に反して、翡翠はどう反応したらいいか分からず困ったように言葉を詰まらせた。 直人としてはそれなりに頑張って作っただけに翡翠の反応が芳しくないのがちょっと悲しかった。 「…その、私にはこういったものの良し悪しはあまり分からないのですが…」 落ち込む主人を見て翡翠はおずおずと口を開く。 「この装身具(アクセサリ)は…可愛いと思います。私は嫌いじゃありません。…ありがとうございます、直人様」 「そ、そうか? ならよかった」 ほっとしたように笑う直人につられるように、翡翠も控えめに笑みを浮かべる。 今まで従士として生きてきた翡翠には娯楽を楽しむという感覚はいまいち理解しづらかったが、主人が自分のために何かを用意してくれたというのが嬉しかった。 この人は自分をただ従士として使うだけじゃない、自分を大切にしてくれている。翡翠の胸に言いようのない満ち足りた想いが溢れてくる。 そんな彼女な気持ちを知ってか知らずか、直人は新たなアクセサリを差し出して見せた。 「よし、あとはこれを付ければ完璧だ」 「はい、直人さ…ま…、え、これは…」 直人の手に握られたそれを見て、翡翠は言葉を失った。 それはどこからどう見ても動物の尻尾だった。間違いなく今自分が身に着けている獣耳やグローブと同様のものだろう。 問題はその付け根だ。 あまりにも卑猥でいかがわしいその形状に翡翠は不本意ながら見覚えがあった。ありすぎた。ほぼ毎日のように似たようなものを目にしているのだから忘れようがない。 つまるところそれは男性器、要するにペニスを擬したディルドだった。 「さあ、付けてやるから後ろを向いてくれ」 「え、え、あの、直人様?」 理解が追い付かない翡翠に構うことなく、直人は翡翠の背後に回り身を屈める。 付ける? 尻尾を? どこに? …尻尾はどこから生えるもの? お尻―――、ッ!!? そこまで考えてようやく直人が何をしようとしているのか察した翡翠だったが時すでに遅し。 「ま、待ってください直人様! そこは、あっ、あああぁぁぁーーーーーーっ!!」 この後、めちゃくちゃいたずらした。 Happy Halloween & Trick or “Trick” |
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